:::「今日のみゆき」は、妻みゆきの日記です:::

【2006年6月版】 政治家妻みゆき

6/29
 うちの区で、今年もまた議員10人を海外に公費派遣するそうです。

 もういい加減にしてほしいですよ。将来に重い負債を抱えて、お金がなくて困っているというのに、またですか・・・行きたい人は全額自費で行けばいいじゃないですか!!って、言いたくもなります(→2005年6月15日の日記へ

 テレビでも話題になったことだけど、障害者自立支援法の影響で、まもなく障害者のみなさんに対しても、新たな負担増が行われようとしています。そうじゃなくても「お役所仕事」に対する批判が手厳しくなっている中、本当にいい加減にしてほしいと思います。

     

 今年の行き先は、うちの区の友好都市であるオーストラリア・ウィロビー市。目的は、昨年ウィロビー市の代表団が来訪された答礼&友好交流を深めるため、なのだそうです。

 今回は、これまで各自に支払われていたお手盛りの仕度料の支給もやめ、座席も全員エコノミー・クラスに変更したそうです・・・って、そんなの当たり前でしょ!!

 日豪交流年なのはわかるけれど、財政難なのだから、公費で行くのは区長&議長+αの範囲だけでいいんじゃないの?

 ちなみに、今回は民間の方も多数同行されるのですが、民間の方は少なくない自己負担をして参加されることになっています。
6/27
 前から気になっていたのだけど、夜中に幼い子を見かけることが増えました。

 東京都の調査(→幼児期からの健康習慣調査)によると、午後10時以降に就寝している子どもが年々増えているそうです。

 データによると、都内の保育園児の54.0%、幼稚園児の16.6%が午後10時以降に寝ているそうです。(ちなみに、平成6年の調査では、保育園児42.1%、幼稚園児10.9%でした)

 かつては家庭を中心に解決できていた問題も、今ではなんでも学校に持ち込まれる時代になってきました。就寝や夕食の時間が遅くて、朝食が食べられないといったケースも増えているようだけど、それを原因とする悪影響も学校での解決を迫られています。

 ライフスタイル・就業形態が多様化したことを実感します。でも、まさか夜更かしを取り締まるわけにいきませんしね・・・

     

 議会でも小一プロブレム(学級崩壊)や朝食を採らない子どものことが話題になることがあるけれど・・・でも、寝る時間のような家庭内の生活習慣まで学校で管理するのは不可能で、ここに解決の難しさがあります。

 しかし、先日発表になった東京都の学力テスト(児童・生徒の学力向上を図るための調査報告書)の結果を見ても、朝食を必ず採る子の学力成績は良好であることがデータとして示されています。何らかの対策を求める声があることも事実です。

 生活習慣の乱れが学習習慣、ひいては学力と全く無関係ではないようで、こうしたことも全寮制の学校や厳しいしつけ行う学校を求めるニーズが高くなっている原因なのかもしれません。でも、これを現状の公立校で実現するのは簡単ではないですよね・・・悩ましい。
6/25
 東京都オリンピック招致にかける意気込みは、ちょっと怖いくらいです。

 東京都は、2016年にオリンピック開催を目指して様々な活動に取り組んでいます。

 招致活動のためのホームページも開設しました。一方、もうひとつの候補地である福岡・九州もホームページを開設しています。

 ホームページだけ見ている限りでは、福岡九州組の方が気合いが入っているように感じます。一致団結している感が伝わってきました。

 そんな中、東京側では、西多摩郡の瑞穂町議会は、夏季五輪の東京招致に賛同する決議案を否決しました。決議をしていない自治体は、うちの区を含めて数多くあるけれど、決議案を出したのに否決したのは瑞穂町議会が初めてでした。

 どうやら、今回の東京オリンピックの計画が、都心部で集中して行われる計画になっていることに対する反発や、米軍横田基地の軍民共用化に反対しているのが理由のようです。なるほど、地域事情はさまざまというか、いろいろな理由があることを実感します。

     

 石原都知事は、かなりご立腹のようで、「頭がどうかしてるんじゃないのか」「何にも得にならないと思う」「三多摩(国体)がある。その時になって、吠え面かかないよう」と会見で息巻いていました。う〜ん。

 そう言いたくなるお気持ちも分かるけど、地域事情はそれぞれ違うわけで、別の自治体の意思表明に対して、「圧力」をかけるような発言は、さすがにどうかと・・・
6/23
 暑くなってきましたね。早くも夏バテ気味です。食欲はあるんですけどね

 環境省が、熱中症になりやすい暑さ指数(WBGT:湿球黒球温度)を提示した熱中症予防情報サイトを開設してます。暑さ指数を基に「運動は原則中止」「厳重警戒」「警戒」「注意」「ほぼ安全」の5段階で3時間ごとに教えてくれるみたい。ちょっと見にくいですが・・・。

 梅雨の合間に気温が急に上昇した日や梅雨明けの蒸し暑い日は、熱中症が発生しやすいみたいだし、いまの時期から油断は禁物ですね。

 都内はヒートアイランド現象でも熱中症が発生しやすくなっています。涼しい服装を意識して、無理な運動は避け、こまめに水分補給して予防してくださいね。あっ、暑さ指数も参考に♪
6/21
 戦後史上第2の財政再建団体(要するに倒産地方自治体)が誕生しそうです。

 北海道夕張市が財政再建団体の指定を申請することを表明しました。実態を聞けば聞くほど驚くというか、ホントにメチャクチャな経営をしていたのですね・・・

 財政再建団体に指定されるということは、民間企業でいうと倒産状態にあることを意味します。かつて1992年に福岡県赤池町(現・福智町)が、財政再建団体に指定されたことがあるのですが、その実態や驚くべきものでした。

     

 北海道夕張市といえば、夕張メロンの産地として全国でも有名。最近ではゆうばり映画で町おこしをしていたことは知っていましたが、ホントに成果がなかったんですね・・・。

 かつて炭鉱の町として栄えた夕張市ですが、ピーク時の人口は約11万7000人だったとか。それが現在の人口は1万3000人にまで落ち込んでいます。期待していた観光事業も行き詰まってしまい、もはや負債を返済できる見込みはゼロのようです。

 みなさんのお住まいの地域でも、ぱっと見の統計には出てこない「隠れ借金」を一度確認してみると、恐ろしい実態が明らかになるかもしれません。健全そうに見える、うちの区ですら、将来に爆弾を抱えているし・・・債務が変動金利で膨れあがってしまうのとかね。
6/19
 団塊世代の大量退職と景気回復で求人数が増え、今年は売り手市場です。

 今年は生き生きと就職活動する人が多いですよね。ほんの数年前まで疲労感漂う学生で溢れていたのに、生まれるのが早いか遅いかで人生って変わりますね・・・。

 さて、就職氷河期の15年間、大人気だった公務員ですが、ここにきて学生も官から民へと流れていて、今年は公務員を志願する学生が減っているようです。

 国家公務員1種(法律・経済・行政)は、前年より13.6%減、2種は22.6%減、東京23区(事務職)も志願者は12%も減ったそうです。

 「団塊の世代」の退職が始まるので募集人数はむしろ増えているくらいなんだけど・・・

 それでも事務系はまだましで、教員採用の質を維持することの方が深刻そう(→4月15日の日記へ)。

 優秀な人材は確実に民間に流れていきそうです。今後はますます官から民への流れは止まらないかもしれませんね。
6/17
 時折、「彼が選挙に立候補すると言い出したのですが・・・」というメールをいただきます。

 議員や候補者の「妻」のサンプルが少ないだけに、いろいろ不安感でいっぱいになってしまう人は少なくないみたいです。

 パートナーの理解と協力があるかどうかは、選挙に出る人にとって、とても大きな問題だと思います。家族が有形的でなくとも無形に(直接的でないにしても間接的に)選挙や政治活動の影響を受けてしまうのは、紛れもない事実だったりします。

 家庭崩壊してしまった議員さんも少なくないみたいだし、心から応援できないとか、理解できない世界だと思うなら、簡単について行ってはいけない気もします
6/15
 うちの区では、数年前から「花の名所づくり」が進められています。

 「みどり」や「うるおい」が希薄な都市部の中で、細々と続けられている活動なのですが、目に留める余裕のない人が多くて、なんだか残念だったりします。

 写真は、区内の公園に咲いているアジサイ。あじさい観賞は、この季節の楽しみのひとつですね。

 アナベルという品種で、緑色→薄緑色→白色に花の色を変えていきます。排気ガスの多い首都高のそばで、美しく咲いていました。

 ちなみに、この近辺には、約3000株のアジサイがあります。うちの区が配布している花の名所づくりのしおりにも紹介されているちょっとしたあじさいの穴場なのだけど・・・

 しかし、この日も観賞されている人は見かけませんでした。とっても綺麗なのにもったいない・・・。

 関東も入梅しました。一度は足を止めて、紫陽花を見てあげてくださいね。
6/13
 今月は食育月間です。知ってました?

 去年の7月に食育基本法が施行されたのを受けて、今年の3月に食育推進基本計画が策定されました。

 基本計画の中で「食育月間」と「食育の日」が設定され、それが毎年6月と毎月19日ということになったんです。全国各地でさまざまな「食育イベント」が開催されてます。

 いま話題のメタボリック・シンドロームは、まさに乱れた食生活と不規則な生活が原因。病気になって苦しまないためにも、できるだけバランスの良い食事を1日3食決まった時間に食べるようにしましょうね♪
6/11
 日本全国クール・ビズ・・・とはいえないけれど、クール・ビズ2年目の夏です。

 議会でも、各議員に対し、「委員会に出席の際、上着、ネクタイの着用は要しない。軽装の程度は各議員の良識にお任せする」との指示が出ました。

 どうしてそんなことまで一律に指示されるのか疑問だったので、議会の会議規則や委員会条例を読んでみたところ、次のように書かれていました。

 第104条 議員は、議会の秩序及び品位を重んじなければならない。
 第105条 議場に入る者は、服装を見苦しくないようにしなければならない。

 「議会の秩序及び品位」「服装を見苦しくないように」というのが何を指すのかわからないけれど、要するに「ノーネクタイは見苦しい」という社会通念に対して、「夏の間は特別に見苦しい服装を認めてあげるよ」っていう扱いみたいです。違うのかな?

 本当の意味でクール・ビズが定着するには、もう少し時間がかかるのかもなぁ。
6/09
 多数の人が利用するエレベーターは、定期点検&定期報告が必要です。

 ところが、そうした点検結果を特定行政庁(うちの区)に報告してこないケースがあり、以前から課題となってきました。

 そんななか、港区住宅公社が管理するシティハイツ竹芝で、高校生がエレベーターに挟まれて死亡するという痛ましい事故が起こってしまいました。同種の施設はどこにでもあるうえ、同じ23区内の事件だっただけに、激震が走りました。

 そこで、うちの区でも、区立の関連施設全エレベーターの保守点検状況について、緊急調査が行われました。

 事故機であるシンドラー社のエレベーターは3台設置されていましたが(地域図書館、通所介護施設、知的障害者通所授産施設)、点検の結果、異常はなかったとの報告を受けています。

 ただ、これは区立の関連施設だけの結果。民間の実態は・・・?
6/07
 東京都の臨海副都心開発を進めてきた第3セクター3社が経営破綻しました。



 各地で批判されまくっている第3セクターだけど、今回の負債総額は3800億円と過去最高額。あの宮崎のシーガイア(フェニックス・リゾート)を超える大規模な破綻です。

 利払いがやっとの状態だったのだから、破綻は時間の問題だったのだけど、悪あがきが続けられてきました(→2004年8月22日の日記などへ)。ようやく少し前進ですね。

 新しいスタイルで事業継続することが打ち出されてきたので、仕組みについて、少し勉強が必要だなぁと思ってます。でも、それ以前の問題として、新会社が今後もお役人さまの天下り先のままというのでは展望がない気がしますけど。
6/05
 うちの区で動物共生条例(案)の検討が始まっています。

 核家族化・高齢化の進行とともに、ペットの飼育数も増えているようです。その影響もあって、保健所にはペットや動物に関する苦情が数多く寄せられています。

 そこで、飼い猫の登録制や正当な手続をしない餌付けに対する規制などが議論され始めているのだけど、それらに対し、一部から反発が出てきました。

 飼い主のいない猫対策(のらねこ対策)にはよき先進例もあるし、それらを参考にしつつ、これまで取り組んできた対策の課題を冷静に議論できればいいんだけどな・・・。

 ちなみに、今月、改正動物愛護管理法が施行されました。今年度は動物問題から目が離せないような、そんな予感がしています。
6/03
 渋谷区でラブホテルの新規建設を認めない方針が打ち出されてきました。

 近く議会に「ラブホテル建築規制条例案」を提出する予定とのこと。性犯罪の温床を拡大させないように防ぐのが狙いなのだそうだけど、東京のど真ん中での条例制定方針には驚きました。

 ポイントは「新規の建設だけを規制する」という部分だったりします。既存建物の増改築はokです。

 特定の地域での建設を規制するのは理解できるのだけど、都心区の一つである渋谷において新規出店を全面的に閉め出すというのは、なかなか思い切った判断です。

     

 でも、渋谷のような場所で、ラブホテルをなくせば性犯罪が減るという発想は、なんだか短絡な気がしてしまいます。そもそも道玄坂・円山町の場合は、閑静な住宅地のど真ん中にラブホテルが立ち並んでいるのとは訳が違う状態だし・・・

 増改築を認める以上、今後も渋谷からラブホテルがなくなることはありません。だからこその素朴な疑問なのだけど、「円山町以外での出店を禁止する」というのでは、なぜいけなかったのだろう?新規参入を全面的に禁止すると、一方では競争原理が働かなくなってしまうので、いいことばかりとも言えないはずです。

 ホテル業界も競争が激しく、最近では生き残るのが大変みたいだけど・・・いま出店している人たちの既得権を守りたいだけ?と勘ぐりたくもなってしまいます。
6/01
 駐車違反の取り締まりが厳しくなりましたね。(道路交通法の改正)

 取り締まり方法も、タイヤにチョークで目印を付ける方式から、デジカメで車両を撮影する方式に変わり、とにかく速攻で駐車違反が成立!短時間の駐車も許してもらえず、違反金を払わなければ車検が通らなくなるということで、とにかく厳しくなりましたね。

 厳しい取り締まりに不満の声も出ているけれど、「厳しくするなら公平に取り締まってほしい」という要望が強かったのも事実だったりします。

     

 都心の交通渋滞が緩和されるなら、前向きに考えるべきだと思いつつも、問題は成果が出るかどうかなんですよね。天下り先をつくって終わりにならなければいいけど・・・

 ところで、テレビでも話題のように、今月から取り締まり作業には警察官以外に民間人の駐車監視員の方々が作業に従事されています。都内では都心部を中心に12区43署で民間委託が実施されました。

 ちなみに、うちの区は委託の対象外です。ただ、駐車監視員の方が活躍されることはないとしても、今月から始まる取り締まりの厳しさは全国一律なので、気をつけましょうね。


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