独立行政法人国立オリンピック記念青少年総合センターパート1

 「独立行政法人」といいつつ、名称は「国立」のままのセンターです(?)

 いちおう「青少年教育の振興及び健全な青少年の育成を図ることを目的とする青少年教育施設」ということになっていますが、実際には「目的外利用」も少なくないようです。

 それにしても、独立行政法人は、いちおう国の機関から切り離された扱いになっているはずなのに、こんな中途半端な名称って・・・???

 最寄駅は小田急線の参宮橋(渋谷区)。初詣客日本一の明治神宮や代々木公園に隣接しているので、代々木公園駅や代々木八幡駅、原宿駅、明治神宮前駅などからも歩いていくことができます。
 お隣の代々木公園は、東京都の管轄。道路を挟んで「森林公園地区」と、陸上競技場、野外ステージなどを備えた「広場地区」とに分かれています。東京23区では四番目に広い公園で、休日になるとフリーマーケットで賑わっています♪

 センターは、この代々木公園の森林公園地区に接しています。

 明治時代には、代々木練兵場があったそうで、ここは日本で初めて飛行機が飛んだ場所でもあるのだそうです。(明治43年12月19日。ライト兄弟の初飛行から7年遅れで成功。園内には「日本航空発始之碑」があります)

 戦後は、アメリカ軍の駐留地となり、ワシントン・ハイツと呼ばれる宿舎になりました。その後、東京オリンピックの時に選手村となり、現在のような形になりました。




 さてさてさて、まずは、青少年総合センターの施設案内から。 とにかく立派な建物ばかりです。

 施設は、青少年団体の利用に支障がない範囲であれば、一般団体も利用できますが、実際には、会社が社員研修などで目的外利用していることが少なくないそうです。

 施設は、おもに5つの棟にわかれています。

(1)スクール形式の研修施設やセンターの事務室がある「センター棟」(上の写真↑)。

(2)5つの体育館・プール・テニスコートがある「スポーツ棟」。
 
(3)大ホール・小ホールなど音楽・演劇活動や美術・工芸活動のための「カルチャー棟」(右の写真→)
 
(4)国際会議室やレセプションホールなどがある「国際交流棟」。
 
(5)個室から10人の和室まで用途に応じて選べる「宿泊棟」。(下の写真↓)






 気になるお値段ですが、たとえば宿泊棟(左写真)は、なんと1,150円から宿泊できます。(青少年団体以外は、2,300円〜)

 都心の一等地に、こんな破格な値段でお泊まりできるなんて、スゴすぎます。

 プールの利用料金も、2時間260円(高校生以上)、130円(中学生以下)。うちの区の温水プールより安いなぁ。




 おまたせしました〜。センターの中に3ヶ所ある食堂(レストラン)+喫茶室を紹介します。

 まずはセンター棟の2階にある「喫茶フレンズ」。手作り焼きたてパンやケーキなどあります。3時のおやつにぴったり?店頭のメニュー紹介の黒板が、かわいくて、私好みでした。(約50席)
 同じくセンター棟の2階にある「カフェテリアふじ」。喫茶フレンズの隣にあります。500席ある広々としたセンターのメイン食堂です。

 窓からは、青少年センターの中央広場が一望できます。
 

 カルチャー棟の2階にある「レストランとき」。白木を中心としたナチュラルなテーブルとイスが綺麗でした。
 メニューは、ここが一番充実していて、和風・洋風・中華と豊富でした。(200席)


 宿泊棟のD棟9階にある「レストランさくら」。窓から新宿副都心を展望できるレストランです。(約60席)

 D棟は、指導者向けの宿泊棟で、ホテル並みのムード。その雰囲気に合わせたのか、お値段も若干高めで、アルコールも用意されていました。



 今回は、ここまでです。次回以降、もう少し詳しく食堂(レストラン)の紹介をしたいと思います。パート2


アクセス

●独立行政法人 国立オリンピック記念青少年総合センター
住所 〒151-0052
渋谷区代々木神園町3-1
電話 03-3467-7201
WEB http://nyc.niye.go.jp/

小田急線・参宮橋駅下車・徒歩約7分
地下鉄千代田線・代々木公園駅下車
(代々木公園方面出口)徒歩約10分

※感想は、あくまで個人的なものです。味や内容を保証するものではありませんので、ご了承ください。


[お役所の食堂]