:::「今日のみゆき」は、妻みゆきの日記です:::

【2006年8月版】 政治家妻みゆき


2006
8/29
 豪雪地域の学校は、夏休みが短く冬休みが長かったりします。

 でも、それはあくまで例外的だったというか、雪の降らない地域の夏休みは8月いっぱいというのが従来は主流でした。

 しかし、最近は、完全週5日制の影響で、減った授業時間を確保するために夏休みを短縮する地域や学校が増えてきています。

 都内では、新宿区と葛飾区の全区立小学校で、例年より夏休みを1週間短縮し、すでに2学期がスタートしています。

 もちろん、うちの区内でも、各学校毎に学期制度や休みのあり方に差が出るようになっています。2学期制や4学期制など、それぞれ学校に特色が出てきているので、ぜひ学校選択の参考にしてくださいね。
8/27
 うちの区の「阿波おどり」が50周年を迎えました。

 毎年8/26〜28の日付指定で開催されていましたが、前回から週末に変更になりました。また、例年、開催されていた前夜祭も50周年を機になくなりました・・・。

 お祭りを週末にすることで、交通渋滞の緩和、踊り子の通常業務への負担などが軽減できるみたいです。

 しかし、人・人・人で、駅の南口から北口に行くのも一苦労です。平日開催では、仕事で疲れてくたくたで帰ってきた近隣の方にとって、不自由極まりないわけですよね・・・

 第1回は2千人程度だった観光客の数は、いまでは約135万人に。本場・徳島に次ぐ非常に大きな規模の阿波踊りとなっています。

 お役所からの補助金も増え、去年2倍になり(→2005年8月25日)、今年はさらに1.5倍になりました。年々、規模だけでなく予算も成長していますが、それだけに抱える課題も大きくなってきました。

 規模が大きくなれば、それだけ迷惑行為も増えるわけで、至る所で「露店出店禁止」の看板やポスターが張られ、警察の目も光っていました。昔とは緊迫感が違う・・・

 露天以外でも、既存店の道路へのはみ出し陳列も、混雑のもと。お店としては敷地内ギリギリで出店しているつもりでも、飲んだり食べたりしている人は道路に溢れ、道路の狭い高円寺では通行の妨げに・・・。  

 ただ、ゴミやたばこのポイ捨てをしている人を見かけることは格段に少なくなったような気がします。

 昔はたばこを吸っている人を方々で見かけたことを考えると、タバコについては、以前に比べ、かなりマナーがよくなってきたと言えるかもしれませんね。

 私が見る限り、ほとんどの人が常識の範囲内でワイワイしているだけで、食べて飲んで楽しんでいる人たちも、お祭りの雰囲気をほどよく楽しんでいる感じでした。課題が多いとはいうものの、これからも細く長く続いていってほしいな、と思います。
8/25
 原油高による物価上昇もピンチだけど、金利上昇の影響もジワジワと出てきましたよ・・・

 一般都民も買うことのできる東京再生都債(ミニ市場公募債)の金利が発表になり、利率は年1.04%と決まりました。前回の利率が0.48%だったので、ほぼ倍増です。

 もちろん、悲しいことばかりではなくて、都債を買う人にとっては、金利が高い方が実入りはいいので、うれしいことです。でも、倍に増える金利払いも、原資は税金なわけで・・・

 これからは安易に借金することができない時代になります。うちの区でも、一昨年、満期になっても返すことができず、借換債の発行を余儀なくされているのだけど、今後は、なんとしても、借換えしなければ予算が組めなくなるような事態だけは避けたいですね。
8/23
 先日、品川区の区長さんがお亡くなりになりました。77歳だったそうです・・・

 東京都内(東京23区内)のお役人さまや議会の関係者なら、みなさんご存じだと思うのだけど、この方は東京23区・特別区区長会の会長さんでした。

 今年は、長年の課題だった都区制度改革が事実上失敗に終わった年といっても過言ではありませんでした。その総責任者のおひとりが先立たれました・・・

 会長さんは、平成12年に解決するべきだった特別区制度改革の課題解決をさらに先送りし、結局は解決しないまま先立たれたわけです・・・

 それにしても、23区の区長さんは、うちの区を含め数区を除くと、そのほとんどが高齢者世代の方ばかりになっています。こんなことだから、先送りを是とする体質が変わらないわけで・・・

     

 さて、1人しかいないリーダーがお亡くなりになったので、予想外の選挙が発生します。公職選挙法では、死亡通知を受けてから50日以内に選挙を行わなければなりません。さっそく10月1日告示、8日投開票に決まったみたいです。

 ちなみに、品川区議会では、現在4人欠員状態となっていることから、区長選と同時に区議補選も実施されるそうです。

 4人欠員といえば、うちの区の議会と同じ状態。しかも、来年4月には区議選(本選)があるのだけど・・・決まりなので仕方ないことではあるけれど・・・
8/21
 羽田空港の拡張事業(新国際ターミナル)が順調に進んでいるようですね。

 日本は、利用者の少ない小さな地方空港や農道空港ばかり整備して、国際ハブ空港の整備に大きく後れをとってしまいました。でも、首都に近接した空港の充実度が国際競争力を左右することは、アジア各国を見ていれば一目瞭然です。

 というわけで、一刻も早く世界都市・東京にふさわしい空港を整備する必要に迫られていたわけだけど、それがようやく実現するわけです。

 今回の整備は、PFI事業、その中でも民間が独立採算で実施する方法で実施されています。この点が、同じPFI事業と言っても、うちの区の公会堂PFI事業とは大違い・・・

     

 どこにでもある公会堂を、おらが街にもつくろうというような工事とは違って、世界経済の中心地に国際ハブ空港を整備することは、もともと緊急度も、必要度も、重要度も高い、不可欠の事業だったはずです。

 ところが、このような必要性の高い事業に限って後回しにされ・・・逆に必要度が低いのに、簡単に実施できるという理由だけで景気対策的な工事ばかりが優先着手されてきたのは、本当に不幸なことだと思います。

 ただ、計画を見ると、具体的な就航路線、発着時間帯、機材、利用航空会社など、お役所側で先に決定されていないことが多すぎて、なんだか見通しが悪い感じもします。先に利用航空会社の利便性や要望を正確に把握しないままで、満足な設計ができるのかな・・・?

 今回の事業はPFI事業なので、政府が求める一定の要求水準を満たしていれば、あとは民間事業者の裁量で原則自由に施設を整備することができます。

 でも、民間だからこそ一定の「効率性」は考えなければならないわけで、お役所側の不透明さが円滑な事業遂行を妨げる原因にならなければいいけれど・・・

 結局、成田空港のある千葉県や羽田空港のある大田区など地元との調整を終わらせていないことが問題なんですよね。(新国際ターミナルは2009年開業予定です)
8/19
 お盆中、首都圏で大規模な停電が発生しました。

 うちの区内だけに限ると、停電による影響は、昨年の水害ほど大きくはありませんでしたが、交通機関に大きな影響が出たので、朝からどこに出かけるにも苦労させられました。

 事業所を含め約139万戸が停電、鉄道も相次いで運休し、乗客約31万人が立ち往生させられました。

 日経平均株価の更新は止まり、銀行のATMが使えなくなり、信号機も消え、真っ暗闇のエレベーターに閉じ込められた人もいました。

 不幸中の幸いだったのは、通勤通学者が比較的少ないお盆の朝だったこと。もし、平日だったら、もっともっと混乱が激しかったかもしれません。

 私たちの生活がいかに電力に頼ったものであるか、よくわかります。災害への備えも、「地震」中心の対応から「水害」対応までをも念頭に置いたものに変わってきたけれど、「充電・停電への備え」ということは、いずれの被災においても無視できないポイントですね。
 お盆に入りました。

 今秋は5年ぶりに「新総理」が誕生するので、熱い夏になると思っていたけれど・・・政界の目線は、すでに来春の統一地方選と、来夏の参院選に向いてるみたい。お盆の間も動きがあるようです。

 9月の総理・総裁選のゆくえは、もう完全に勝負があったようで、こちらはすっかり冷めてますね。

 お盆の間は、台所日記でお楽しみください。
8/11
 岐阜県庁で巨額な裏金づくりが行われていたことが大問題になっています。

 そこで、裏金の存在が発覚することを恐れて、約500万円を焼却処分したとか・・・

 本当に焼却処分したのかどうか、わからないけど・・・お金って簡単に燃えるのかなぁ。破れたお金を見たことあっても、燃えたお金は見たことがない・・・。

 とにかく「お役所の裏金」なんて、ニュースそのものが10年以上前みたいな内容で、とにかく驚きました。まだこんなことができる場所があったのですね。

 しかも、裏金の総額は、94年のピーク時で約4億6,600万円だったそうなのだけど、それが今も職員組合が管理する口座に約2億6,500万円も残っているのだそうです。

 裏金は「官官接待」の費用を捻出するためにも使われていたようです。使途のすべてがそうではないみたいだけれど、そうした必要悪なものもあるという意見も聞こえてきます。

 要するに、国から予算をぶんどってくるためには、交通費やお土産代のほかに、交際や接待のための費用もばかにならないということのようです。

 しかし、もし、本当にそうだとしたら、その恩恵を受けているお相手にも問題があるわけであって、そこにはますます深刻な問題が潜んでいると思うのだけど・・・?
8/09
 税金がコンビニで払えるようになったことは3月6日の日記でも話題にしました。

 ところが、さっそく今月、うちの区が発送した納付書の一部にバーコード印字ミスがあり、コンビニで納税すると表示されている金額より多く請求されてしまう(払い過ぎてしまう)トラブルが発生しました。

 問題があったのは730通分だけだったけれど、同じ事件は東京都(個人事業税)の納付書(約1300通)でも発生しました。もちろん、払いすぎたお金があれば当然返してくれるのだけど、改めて正しい納付書を発送することと同様、手間のかかることですよね・・・

 調べてみると、バーコード印字の誤りは他の地域でも発生していました。事務処理上のミスやプログラム・ミスということだけど、支払うときにも少し気をつけてみてくださいね。
8/07
 ただいま、うちの区内で53回目の七夕まつりが開催されています。

 お役所もお祭りに協力(便乗?)ということで、ローカル・ヒーロー「イレンジャー」(→2004年7月20日)のショーなど例によってマイバック・キャンペーンが実施されていました。

 そして、お祭りと言えば、政治家の登場!大物代議士・大臣が浴衣姿で登場していました。環境大臣によるふろしきの包み方講座(もったいないふろしき)は人気だったようです。選挙区外まで本当にお疲れさまでしたm(_ _)m

 お祭りが続くけれど、議員や立候補予定者がお祭などでカンパを出したり、逆に議員や立候補予定者に対してカンパを求めることは法律で禁止されています(→寄付行為の禁止)。みなさんも注意してくださいね。
8/05
 埼玉県ふじみ野市の市営プールで、小学校2年生の女の子が吸水口に吸い込まれて亡くなる事故が発生したことは、すでにニュースでもご存じだと思います。

 吸水口のふたのボルトが外れ、針金で固定されただけの状態が長く続けられていたこと、プール管理を委託していた業者が丸投げ禁止条項に違反して下請け会社に丸投げしていたこと・・・時間の経過とともに、管理上の問題が明らかになってきています。

 丸投げ禁止は、お役所仕事の入札・契約を適正にする上で重要なテーマの一つだけど、本当になくなりませんね・・・今回の事件も、大事故にならなければ発覚しなかったかもしれないわけで、隠れた丸投げは、まだまだたくさんあると見るべきなのかもしれません。

 ちなみに、事件以降、うちの区のプールでも毎日排水口も含めた安全点検を徹底していると宣伝しています。今後も何も事件が起こりませんように。
8/03
 e都市ランキング 2006(1613自治体を調査)によると、うちの区の順位は113位でした。

 セキュリティへの対応をはじめとして概ね高評価でした。ただ、アクセシビリティに問題があるということで、そこだけ突出した低評価になっていました。課題ですね。

 もっとも、このランキングは、各自治体に対し、アンケートで5月末時点の状況を聞き、回答を寄せた1613自治体の申告に基づいて得点化しただけなので、客観性はイマイチだし、ランキングも一つの目安にしか過ぎません。

 たとえば、「パソコンの導入」「グループウエアの導入」「職員へのメールアドレスの付与」などが行われているだけで一定の点数が付与される・・・というように、ハードが導入されていることはわかっても、実際の活用度まで深く評価されているかというと・・・?

 うちの区でも、文書管理システムが使えないとか、いろいろあったようですけど・・・

 また、ランキングには「電子申請の利用件数」といったデータも集計されていません。ランキングの評価基準自体古いというか、Web2.0時代に対応していないような気がします。
8/01
 イオンがレジ袋の有料化に動き出すようです。全国規模の大手スーパーで初ですね。

 まずは来春までに京都市にあるジャスコ店舗で試験的に実施するそうです。

 気になるレジ袋のお値段は、1枚数円〜10円程度になるとか。うちの区で未実施のままになっている幻のレジ袋税は5円だったので、もし10円だと倍の設定になります。

 またしても、うちの区は先を越されてしまいましたね。

 レジ袋の原料となっている原油価格はどんどん高騰しています。経費が削減できて、しかも環境対策に熱心との企業イメージのアップに繋がれば、副次的な相乗効果も期待できると思うのだけど、定着するまでは、まだまだ山あり谷ありでしょうね・・・。


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