:::「今日のみゆき」は、妻みゆきの日記です:::

【2005年11月版】 政治家妻みゆき

11/28
 ウォームビズ運動が始まっています。今年の流行語大賞に選ばれそうなくらいになっている「クール・ビズ」(→5月29日の日記へ)の冬版ですね。

 環境省は暖房時の室温を20℃にすることを呼びかけています。 夏に冷房温度を1度上げるより、冬の暖房温度を1度下げるほうが、省エネ効果は4倍も良いようですね。

 夏は運動の影響でネクタイ業界が打撃を受けたけれど、冬は厚着しなくてはならないので、アパレル業界の懐は、逆にポカポカになりそうです。

 こんな国民運動が次々と生まれ、京都議定書の目標が達成できれば、日本は世界のお手本になれるかもしれませんね。

 そういえば、先日、日米首脳会談のために京都を訪れたアメリカのブッシュ大統領は、たいそう京都を気に入られたようです。でも、せっかく京都にきたのだから、京都議定書の話題も積極的に取り上げて欲しかったですね・・・
11/26
 多数のリンク切れについて、ご迷惑をおかけしました。ほぼ修正が終わりました。

 また、台所日記でも、リンク切れが見つかりました。お知らせいただき、ありがとうございました。

 台所日記は、おかげさまで、ブログ・ランキングの部門5位を維持させていただいています。いつもご覧いただき、ありがとうございます♪
 おしらせ 先日のメンテナンスの際、誤ってリンク切れが多数発生してしまいました。深くお詫び申し上げます。修正させていただきますので、いましばらくお待ちください。
11/18
 うちの区のNPO支援基金が危機状態になっています。

 うちの区は、NPOへの支援を進めるため、NPO基金を設立しています。区の基金への寄付であれば、区への寄付になるので、寄付金控除の対象になるからね・・・。

 NPOへの寄付に対して、税制優遇を受けることのできるハードルは、とってもとっても高かったのだけど、この基金を創設することで、そのハードルをぐっと下げたわけです。

寄付金額
平成14年度 約380万円
平成15年度 約223万円
平成16年度 約141万円
17年度現在 約65万円
 3年前にスタートしたときは、全国初の試みということもあり、たくさんの寄付金が集まりました(左の表)。

 しかし、寄付は年々減少し、今年はまだ約65万円しか集まっていないそうで・・・水害地震津波など災害が多発し、そちらに寄付が流れてしまったようです。

 今日から始まる「NPOのつどい」の一環で、チャリティー・コンサートを開催することになったそうです。チャリティーコンサートの参加費は1,000円。NPO支援基金に全額寄付されます。

 これほど大規模なイベントは初めてのことなので、ピンチ状態にあることがよくわかります・・・。

 今後もうちの区は、新たな寄付を募るため「文化振興基金」などを新しい基金を創設する構想があります。でも、緑化を進めるためにつくられた「みどりの基金」も、あまり寄付が集まっていないし、最近になって頭打ちの事業が増えてきましたね。
11/16
 昨日は、紀宮清子さまと黒田さんの結婚式でしたね。おめでとうございます。

 結婚披露宴での天皇、皇后両陛下の嬉しそうなお顔が印象的で、どんな想いで紀宮さまを見ているんだろうと想像すると胸が熱くなりました。石原都知事の緊張姿も、あまり見たことないので新鮮でしたが

 ところで、いま皇室典範改正案の議論が進められていますが・・・もし、女系天皇が容認された場合、結婚とともに皇族を離れる女性は紀宮さまが最後になるようですね。今後は女性の宮さまも、自由な結婚ができなくなるんだろうなぁ。いろいろ考えさせられますね。

 清子さまは民間人となったため、このたび選挙権・被選挙権を得ました。清子さまにとってはじめての選挙は、東京都知事選になりそうです。さて、23区の区議会議員選挙は、その直後に行われるけど、いったい誰に投票されるのでしょうね。
11/14
 うちの区では、来年からコールセンターを設置する予定です(→3月8日の日記へ)。

 コールセンターを設置することで、「たらい回し」を減少させ、多くの要件をワンストップで解決させることを目的です。もちろん、簡単な質問回答を外注してしまうことで、お役人さまの数を減らし、残ったお役人さまを専門的な問題に専心させる目的もあります。

 問題は、そう理想どおりに話が進むかどうかということですが・・・

     

 そう思っていたら、一足お先にスタートしている横須賀市のコールセンターの利用状況が最近明らかになりました。

 開設当初11日間の集計によると、1日当たりの着信数は平均52件で、コールセンターでの回答率は79.7%だったそうです。横須賀市は、うちの区の5分の4くらいの人口規模なので、たいへん参考になりました。

 目標回答率(コールセンターでの処理率)の80%は達成でいなかったことについては、問い合わせ以外に苦情や市への意見が多かったことが理由に挙げられていました(→電子自治体ポータル)。苦情処理はコールセンターで処理できないので仕方ありませんね。

 年間維持予算は3900万円とのこと。現在のお役人さま数人分のコスト(人件費)で維持できるというのなら、導入すべきかなと思いました。

 ただ、横須賀の結果を見る限り、コールセンターは「粗大ごみ受付センター」や「急病医療情報センター」とも合体させないと、結局「たらい回し」が続いてしまう気がします。
11/12
 うちの区でも、ようやく本格的な議会改革に向けて新しい動きが出てきています。

 先般、議会改革に関する検討調査部会が設置され、各会派代表など12名の議員で検討作業がスタートしています。今後、全議員を対象にしたアンケートで寄せられた課題をもとに、具体的に議論していくことになっています。

 うちのだんなさまも部会員の一人なのだけど、いつになく期待感を持って参加しているのが印象的でした。議員定数や費用弁償の削減、議会の活性化などなど、来年3月には検討の一部について中間報告を行う予定。一歩でも二歩でも前進できるといいけどなぁ。
11/10
 8都県市による「容器包装ダイエット宣言」のホームページが開設されました。

 いきなり「8都県市」と言っても分かってもらえないと思うのだけど・・・東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の4都県に、県並みの権限を持つ政令指定都市(横浜市・川崎市・さいたま市・千葉市)4市のことで、首都圏一体で取り組みを進めるときによく出てきます。

 サイトでは容器包装を利用製造している企業の自主的な取り組みが紹介されていることになっています。

 サイトへの参加は無料で来月25日まで登録できるようになっていました。容器包装の減量化にチャレンジしている企業を応援する意図があったのですが・・・

 ところが、サイトが開設されてから、かれこれ10日経ったのですが、登録した企業はまだ3社しかありません(ただし1社はサンプル)。 こんなところでも減量化?

 消費者もそうだけど、関係企業からもそっぽを向かれているみたいです。「環境」に関心を持ってもらうのは本当に難しい・・・やっぱり税制に組み込むしかないんだろうなぁ。
11/8
 うちの区で、全国的にも珍しいスタイルの犯罪被害者支援の条例が完成しています(来年4月施行)。

 これまで日本では、犯罪加害者へのケア(人権保障)に比べ、被害者への支援は手薄でした。

 ここに本格的に力を入れていこうという条例です。

     

 もちろん、国にも犯罪被害者を支援する法律があるのだけど、必ずしも評判は良くありませんでした。また、いくつかの自治体で「犯罪被害者支援」を銘打った条例を持っている例もあるのだけど、その対策はただ見舞金を支給するだけに止まっていました。

 他自治体の支援が見舞金の支給などに止まるなか、一地方自治体レベルで犯罪被害者に対する総合的な支援体制に取り組もうというのは、うちの区が全国初です。

 具体的には、被害者への一時的な住居の提供、警察や病院などへの付き添いサポートなどのほか、身近な地域で専門の支援コーディネーターによる相談を行う予定になっています。

 また、被害を受けたことによって緊急に必要となった経費を迅速に貸付する予定もあります(30万円まで無利子貸付)。国の制度は迅速ではなく、「必要なときに資金がなく困った」という話を参考に制度化されることになりました。

 もちろん、一言で「犯罪で被害を受けた方の生活を支援する」といっても、さまざまな方法があるはずです。今後も国の制度改正を見定めながら、求められているニーズに応えていく必要がありそうです。
11/6
 写真は、うちの区の学校(門)です。

 この数年の間に、学校への乱入事件などが相次いで発生しました。全国ニュースで大きく話題になったため、学校の防犯管理が厳しく問われるようになりました。

 この掲示にも、部外者を排除する物々しい雰囲気が漂ってきますが・・・学校に全く接点のない人にとっては、なんだか近寄りがたい雰囲気になっています。

 その一方(矛盾するようだけど)、深刻化する教育問題を解決していくために、最近では「学校・家庭・地域等が協働した取組み」を進めようという動きも盛んになってきています。

 たとえば・・・「東京都教育の日」の制定も、その動きのひとつ。この日を中心に積極的に学校公開が行われるようになっています。

 教育の日(11月第1土曜日)は、「都民の教育への関心を高め、子ども達の教育に関する取り組みを都民全体で推進し、都における教育の充実と発展を図る日」として、去年2月に定められてました。

 今年のテーマは、学校と地域・家庭の連携。道徳授業、学芸会、音楽会、運動会などが公開されました。

 「地域への学校開放」と「学校の安全管理」をどのように両立させるかは、常に議論になるところなのですが、防犯を理由に学校が地域に閉ざされた場所にならないようにしていきたいですよね。
11/4
 うちの区で12番目の図書館となる新図書館がオープンしました。

 「文化の日」にあわせてオープンするのはなかなか粋ですね。

 図書館の近くには、小学校・児童館・公園があり、2階には、保育園(民間保育園の分園)が併設されます。

 そんな影響もあって児童書を中心に資料整備されることになっている いわば「子どもをターゲットにした図書館」です。館内の約1/3が児童書のスペースになっています。
 ちなみに、うちの区で開館時より民間会社が図書館運営を担当するケースは、初めてのことになります(既設図書館では4月より民間企業が運営を担っている区立図書館が別に1館あります)。

 図書館の入口では、うさぎとパンダの風船ぬいぐるみがお迎えしてくれました。こんなところも、お役所っぽくないですね。

     


 ただ・・・一般書コーナーと児童書コーナーは、いちおう壁で仕切られているけれど、それでも騒ぐと声が漏れそう・・・

 小さな子を抱えて図書館に行くのは、気苦労が多いもの。図書館って静かにしていなければならないだけに、親としては余計に気を遣うわけで・・・そこのところの配慮が欠けているというか、ちょっとピントがズレてると思うんだけどなぁ。

 本当に子育て中の親子に優しい図書館になるかどうかは微妙。私は「図書館」という「かしこまった施設」より、もう少し柔軟な施設にしたほうがよかったように思ってきました。図書資料の提供方法なんて、いろんな方法があったわけだし・・・
11/2
 郵政問題が話題になる中、今年もお年玉付き年賀はがきが発売されました。

 年賀状市場は、携帯やネットの普及で苦戦。今年の発行枚数は8%減を余儀なくされたようです(40億2000万枚)。

 今年は、昨年首都圏限定で発売された「写真印刷用年賀はがき」を全国発売するなど努力してるみたいだけれど・・・郵便で運ぶ必要のある「信書」が減少していることを考えると、民営郵便会社は厳しい船出を余儀なくされそうですね。

 ところで、年賀状といえば、政治家が有権者に年賀状(時候の挨拶状)を送ることは、法律で禁止されています。

 もし、政治家が「お年玉くじ付き年賀はがき」を有権者の方に送って、それが当選してしまったら・・・政治家が贈賄(金品による票買い行為・寄付行為)しているのと同じ扱いを受けかねないわけです。こんなところにも年賀状の枚数が減る原因があるわけですね。


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