:::「今日のみゆき」は、妻みゆきの日記です:::

【2005年5月版】 政治家妻みゆき

03/30
 島根県議会で「竹島の日」条例が可決してからというもの、各地で進められてきた日韓の自治体交流がギクシャクしはじめているようです。

 うちの区については、特にトラブルは発生していないようですが・・・・

 ちなみに、うちの区は、ソウル特別市の瑞草区(ソッチョ区)と友好都市提携を結んでいます。最近では両自治体の中高生交流会も実施されるようになっていて、昨年も、瑞草区中高生の一行が、うちの区にやってきました(区施設に宿泊)。

    

 島根県議会によると、「竹島が県に編入されて100年を迎える今年だからこそ、竹島問題を広く国民に認識してもらいたかった」とのこと。今年は終戦(敗戦)60周年にして韓国保護条約の締結から100年でもあるので、これまで以上に歴史を検証する機会が増えるだろうし、再び論議が高まりそう・・・・との見方が強いのだけど、どうなるのでしょうか?
03/28

 ごみ収集午後になっても生ゴミが残ってる・・・という苦情は少なくありませんでした。
そこで、うちの区では、4月1日より収集時間を早くすることになりました。


 この問題は、うちのひとのところにも、本当に多くの苦情が寄せられてきたテーマだったので、喜んでくださる方も多いのだけど・・・

 でも、実際には、まだまだ問題が山積みたいです。

 たとえば、うちの区では住宅地のど真ん中に清掃工場があります。このため、周辺地域との協定で本格的に工場を稼働するのは午前8時以降というルールになっています。

 だから、どんなに収集時間を早めても、なかなか思うようにいかないのでは・・・という指摘も出ているわけです。

ごみの収集時刻が30分早くなります!

 また、うちの区の場合、都心に近いということもあって、出勤ラッシュのピークが午前8時〜8時半と比較的遅めです。

 出勤と同時にごみを出そうとしたら、既に収集が終わっていた・・・でも、いまさら持ち帰れない!と、そのままゴミを捨ててしまう方が出てしまう可能性も指摘されているんですね。

 たしかに、そんなことが頻発したら、最悪かもしれません。

 ただ、その一方で、1台の清掃車は、持ち場の地域と清掃工場との間を1日5〜6往復しているので心配ない(多くの地域では、言われているほど収集時間が早くなることはない、何度も往復しているので複数回収もできるはず)といった見方もあります。

 というわけで、いままでより街をきれいに・・・と思って始めるはずなのだけど、こればっかりは、実際にスタートしてみないと結果はわからない・・・かもしれません。

 本当はゴミの量が減ってくれたら、収集時間も短くて済むんだし、それがイチバンの対策なんだけどなぁ。
03/26

 もうすぐお役人さまの新規採用試験の申込(受付)がスタートします。


職員募集2005チラシ  うちの区は、地下鉄の駅の真上にあるし、行政革新度No.1に選ばれたこともあって、ここのところ非常に人気が高く、競争率も一段と激しくなっているとのことです。

 東京23区の中には、うちの区より財政状況が良い区もあるんだけどなぁ・・・

 おそらく、住宅地で比較的治安も良い、他区より生活保護世帯が少なめ・・・といったような部分も、うちの区が支持される大きな要因になっているみたいです。今年も優秀な人材を確保することができたらいいですね・・・

 ちなみに、東京23区で常勤のお役人さまになるには、
一部直接採用を除いて、特別区人事委員会の採用試験を受ける必要があります。
03/24

 写真は、ご存じ東京都庁舎。総工費は約1,570億円でした。


東京都庁  「どうしてこんなにゴージャスにする必要があるのか!」との批判は大きく、いまでは東京国際フォーラムと並んで、象徴的な「バブルの塔」と化してます。都財政のお荷物です。

 ちなみに、都庁舎の年間の建物維持コストは約50億円(通信費、警備委託費、直営維持管理要員の人件費等を除く)。都庁舎で働くお役人さまが1万人もいるのは事実ですが・・・

 設計者の丹下健三先生は、そんな批判にも、「批判するのは建築の贅を知らない人」と全く動じなかったそうです。

 先日、その丹下健三先生がお亡くなりになりました。

 バブルは、もう遠い遠い昔の話になってしまいましたが、この「お荷物」は、まだまだしぶとく生き残っていきそうです。私もまた建築の贅を理解できない人間みたいです
03/22
 福岡沖玄界地震が発生。たまたま20日の日記を更新した直後の出来事だったので驚きました・・・1日も早い復興をお祈りしています。

 このあたりは、大きな地震があまり発生したことのない地域。今回の震度6弱も観測史上最大とのことです。日本に地震のない安全な場所なんてないことを痛感させられます。

 こんなに立て続くと、地球が真剣に怒っている・・・ような気もしてしまいます。明日は我が身です。最低限のお水だけでも、きちんと備蓄しておきましょうね。
03/20
 新潟県中越地震から約5ヶ月。東京では、ようやく春らしくなってきたけれど、被災地の多くは、まだまだ深く雪が積もっているようです。

 うちの区から小千谷市への義援金総額は5,047万円超になりました。みなさん本当にありがとうございました。

 もちろん、この間、義援金の他にも、救援物資の提供や職員派遣など積極的な支援活動が行われてきました。

 うちの区が小千谷市との災害時相互援助協定を締結したのは、被災の半年前のこと。まさかこんなに早く協定が意味を持つようになるとは、本当に思いもしませんでした。
写真:小千谷市提供

    

 先日、うちの区に小千谷市の関市長がお見えになりました。本会議開会前にご挨拶があったのですが、議場は総立ちで、割れんばかりの拍手だったそうです。

 ちなみに、小千谷市の被災状況は、
(1)11,097棟の住家うち、無被害はわずかに7棟
 →全体の99.9%が何らかの被害を受けた
(2)ピーク時の避難者数は29,243人
 →人口が41,000人なので、市民の約71%が避難を余儀なくされた
(3)死亡者12人、重傷者115人、軽傷者670人、火災1件(2棟) 
 一日も早い復興を願い、今後も支援を継続していくことが必要ですね・・・
03/18
 スギ花粉が猛烈に飛んでいます。うちの区は、23区内でも、とくに飛散量が多い地域のようで、それが統計にもハッキリ表れてます。(→スギ・ヒノキ科花粉最新情報/東京都福祉保健局)。

 うちのひとは、もともとかなり重い花粉症患者なのだけど、今年は「間違いなく過去20年の中で最悪」なのだそうで、目も真っ赤。降参しています。

    

 耳鼻科でも、患者さんが長蛇の列をなしているとのこと。医療費がかさむ一方です。

 ところで、それだけが理由じゃないけれど、国民健康保険料は、またまた値上げすることになってしまっています。

 高齢化や過剰な検査などの影響で、毎年「兆」の単位で医療費が増えているのが理由だけど、このままでは本当にピンチです。新年度より画像レセプト・情報管理システムを導入して、さらに徹底して医療費の点検・管理を進める予定が打ち出されていますが・・・
03/16
 今月、うちの区に、日本初となるアニメーションミュージアムがオープンしました。

 日本のアニメの歴史、アニメの制作手法、作品資料などが総合的に展示されている日本初の総合アニメーション施設ということで、うちの区も相当に気合いが入っています。

 もともと平成15年に「アニメ資料館」が開館していたのだけど、全く人気がなかったうえ(平均来場者は1日15人前後だった)、資料保存庫もすぐに満杯になってしまい、思い切って拡大・リニューアルしたわけです・・・。

 私が見学したときは、体験スペースで、外国人(と思われる方)がキャッキャと喜んでいました。たしかに、日本のアニメ文化を外国人や子どもに紹介する公共施設としての存在意味はあるかもしれないです。でも・・・

 でも、最寄駅から非常に遠いし、とにかく場所が悪いんですよね(区外の方は基本的にバスで行くしかないです)。

    

 しかも、秋葉原と違って周囲には何もないし、常設展は30分もあれば一通り見終わってしまいます・・・

 うちの区が、今年アニメ振興に使った約1億円の重みは軽くないし、費用対効果をよ〜く考えないといけないと思います。貴重なアニメ資料の保管というのは、確かに公共目的だけど、それを超える投資をどう判断するか・・

 お役人さまは、ここを地域のアニメ産業振興と観光の拠点にしたくてたまらないみたいなのだけど、現実的には教育・文化施設と割り切るしかないように思うのですが。。。
03/14
 東京23区は一括りにされることが多いけど、実際には区によって文化・風土も違えば、財政状況も全然違います。

 たとえば、中野区さん(人口30万人)の財政規模は874億円に過ぎないに対し、港区さんの財政規模は、人口17万人なのに915億円(一般会計の比較)。予算に占める区税収入の割合も、中野区さんが31%に対して、港区さんでは55%を超えてます。

 同じ23区内でも財政力に大きな違いがあることに驚かされてしまいます。港区さんの場合は、基金残高も800億円を超え、経常収支比率も67.6%となる見通しなのだそうです。ひょっとすると全国一の優良経営ということになるのかな?

 それに比べると、うちの区の財政指標は・・・
03/12
 少子化対策が必要と叫ばれてます。

 たしかに、うちの区の合計特殊出生率は、0.74。全国でも指折りの低出生率です。

 うちの区は都心にほど近い住宅街。いわゆる「負け犬」にとって通勤しやすい街なので、どうしても独身者(離婚経験者含む)が多くなってしまいます(逆に家族を持ったら、もう少し郊外へ・・・ということがこれまで多かったわけですよね。家賃水準高いし・・・)。

 でも、そんな状態のうちの区でも、結婚した夫婦の出生率となると、東京都内の平均値(1.00)とそう大差ない出生率になっているそうです。

 そもそも「結婚できない」「いい人がいない」「中高齢のリストラで若手の負担が重くなって休めない」「だから出会いもない」というところで行き詰まってるのが現実なんだから、いまの「少子化対策」の意義について、もう一度再考する必要があるような気がします。
03/10
 うちの区にも、いちおう「病後児保育」制度が整備されています。

 病気やケガの回復期で、ふつうの保育園に行くことが困難な一時期に、特別な環境で子どもを預かる制度です。うちの区と非常に縁の深い病院に委託して実施されています。

 でも、利用者がほとんどいない状況が続いてます(なんと平均利用者は1日0人台)。

 酷い月は、1ヶ月間に6人しか利用されていない月もありました・・・・

 あまりに利用者が少ないので、1年半ほど前からは対象を拡大して、幼稚園に通っている子でも預かるようになっています。それでも、このありさまなんです。

 こんな状態だったら、今後の預かり方を再考すべきだと思うんですよね。

 「前日までに職場に言えば、翌日から(迷惑をかけずに)仕事を休むこともできるが、子どもの突発的な病気だと職場に迷惑をかけてしまう」という声があります。また、家族の誰か1人が病気になると全員に伝染して保護者も寝込んでしまう・・・というのも聞きます。

 つまり、病後よりも病気の時に受けられるサービスのほうが、ニーズが高い可能性が強いんです。(ちなみに、うちの区には「病児保育」の制度はなく、行政計画にも創設の予定はありません)

 この問題は、明日の議会審議で、うちのひとが質問・提案する予定なのですが、みなさんは、どう思います??
03/08
 うちの区では「安全・安心 24時間365日」の行政サービスを目指した動きが盛んになっています。

 ちなみに、うちの区でいえば、今年まず24時間365日電話対応の「急病医療情報センター」が誕生しています(東京23区内初)。そして、新年度は新たにコールセンターの開設が課題になっています。

 もちろん、以前から本庁に夜間休日窓口はあったし、最近でも土日開設の駅前事務所が開設されています。

 でも、自宅や職場にいながら、電話やネットを使って利用できる行政サービスは、まだまだ限られています。また、デジタルデバイドを解消するためにも、24時間対応のコールセンターが必要だ・・・という話が出てきたみたいですね。

    

 日本初の自治体コールセンターは、平成14(2003)年1月、札幌市でスタートしました。

 コールセンターが設置されたことで、専門的な質問を除き「たらい回し」がほとんどなくなり、多くの要件がワンストップで済むようになった・・・そうです。24時間対応が便利なのは確かだし、費用対効果が見合うものなら、導入すべきなんだろうな。と思います。

 でも、問い合わせ業務だけが24時間対応になっても、行政手続が電話やネットを使って
(24時間対応で)完全に手続完了できるようにならない限り
問題は解決しない気も・・・。

 一つだけ確実に言えることは、新たにコールセンターが設置されることによってお役人さまの電話応対の業務負担は確実に減っていくということ。それが良い方向に活かされるようになれば、それもあり・・・なのかな?
03/06
 大阪市に続いて、世田谷区でも30年以上前から、保健所などの専門職員などを対象にスーツや革靴を無償支給していたことがニュースで話題になりました。

積雪  昔は「貸与」という名目で、どこのお役所にも存在していたみたいだけれど、厳しい財政難が続く中、当然廃止していなければならない性格のものだと思うのですが・・・

 ちなみに、うちの区の場合は、とっくの昔に廃止されています。念のため。

    

 もっとも、まだまだ改善しないといけない分野はたくさん残ってます。たとえば、信じられないかもしれないけど、まだ「検便手当」みたいなヘンな手当が残ったままです。

◆「検便手当」とは、保健所・保健センターのお役人さまが検便の検査業務に従事したときに支払われている特殊勤務手当のことです。保健所にお勤めのお役人さまにとって、検便検査は「特殊な勤務」ってことらしいです・・・

 最近、「公務員は終身雇用なのに、民間以上に好待遇なのは許せない」といった風当たりが非常に強くなっていることを感じます。

 うちのひとのところにも、時折問い合わせがあるのですが、非常に厳しい意見ばかりが寄せられています。引き締めてかからないといけないですね。
03/04
 花粉の飛散が始まった!と思っていたら、今度は雪です。もう3月なのになぁ。

 通勤途中に転倒・骨折するなどケガ人も相次いでいるようです。今週末も、さらに積雪の可能性があるようなので、みなさんも注意してくださいね。

    

 ところで、雪国生まれの人にしてみると、毎年多少なりとも雪が降る(予報も出ている)のに、同じように不注意によるケガ人が数多く出ることが信じられないみたいです。今回の雪も、天気予報で事前に降ることがわかっていたわけで・・・

 こういう明らかな不注意が原因のケガにも健康保険から給付される場合があるのは(本当はされないはずなんだけど)、確かに複雑な気分。国保や健保の場合、健康に気をつけていた人に対する返戻金って存在しないし。。。

 小学生の医療費を全員無料にしようという議案が出ているのだけど、一方では、ケンカが原因の場合まで税金で無料にする必要があるのか?という指摘も出ています。子育て支援策には様々な方法があるし、公正な方法を追求していく必要がありそうです。
03/02
 うちの区の公立学校進学率は、小学校が89%、中学校が65%です。

 うちの区の行政評価指標に「公立学校在籍率」という数値があります。その逆は「私立校進学率」というわけで、公立校の支持・評価を図るモノサシというわけです。

 いわゆるゆとり教育の影響で、私立志向が高まっていると言われているけれど、実際には、その前後で劇的な変化は起こっていないようです。経済的な問題も大きいですし・・・

 でも、安心は禁物です。私は国立の中学校の出身なのですが、公立中学出身のうちのだんなさまと話していると、学校のムードって本当に千差万別であることを実感します。公立校であっても、多様なニーズを踏まえた学校づくりが必要だと思います。


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