:::「今日のみゆき」は、妻みゆきの日記です:::

【2003年7月版】 政治家妻みゆき

7/28
 厳しい経営状況の影響で銀行のリストラが進んでいます。銀行合併に伴って、支店を閉鎖したり縮小したりするケースが増えているので、各地で跡地利用が話題になってます。

 うちの区内でも、閉鎖した支店の跡地に新たな「集会室」を建設するそうです。

 建築計画のお知らせ標識を見ると、建物の用途は「集会室」とだけ書いてあるのですが、ハッキリ言ってしまえば、葬儀場になるということで、激しい反対運動が起こってます。

 「葬儀場」をつくろうとすると、強い反発が出るのは毎度のことなのだけど、今回のケースの場合は、複雑な交通事情もあって、うちの区長さん自ら断固反対と言っています

    

 でも、実際の行政手続は合法的に進んできたので、区長さんが断固反対と言うからにはうちの区が跡地を買うか、借り上げるしか選択肢がないような状態になっているとも。そうした「特別扱い」をすることができるのかどうか、注目が集まっています。

 また高値で買うとか高値で借りるということにならなければいいけどなぁ。
7/26
 うちの区では、学校給食のない8月に給食調理職員が地域のパトロールや防犯啓発チラシの配布をしたり、保育園に応援に回ることになったそうです。

 前から「常勤の給食職員は、夏休み期間中に何をしているんだ?」っていう批判があったし、楽しいはずの夏休みも、最近の住環境の悪化で不安感が高まっているところだったので、今回の新しい取り組みには注目が集まりそうです♪

     

 ところで、こうした活動に従事するのは、区の給食調理職員のうち男の人だけということになっているのだそうです。逆に、保育園に応援(保育園給食職員の休暇の代理要員)に行くのは、女の人だけということになっているのだそうです。

 最近、お役所が率先して「男女共同参画社会」をつくろうと熱心に活動していたはずなんだけど、これって思いっきり差別のような・・・?

 チラシ配布やパトロールは外回りの3k仕事だから (あえてクレームを出す女の人がいないので見逃されているということなのかな?


シンボルマーク

     

 ちなみに、うちの区は、「男女共同参画都市宣言」をしていて、どこよりも早く「男女平等推進センター」を建設し、昨年は「全国男女共同参画都市サミット」を主催するくらい、熱心な自治体として知られています。うちのだんなさまも、苦笑を超えて大笑いしていました。

 男女がなんでも同じになる必要はないと思うんです。でも、共同参画っていうなら、楽しいことだけでじゃなくて、つらいことも、しっかり分かち合わないと不公平なのでは?
7/24
 賛成?反対?投票掲示板 どうする?防犯カメラ(監視カメラ)を設置しました。

 最近「防犯カメラ」について考えさせられることが多くなりました。うちの区でも、今月末から専門家をお呼びして課題を整理・検討することになりました(→7/10の日記へ)。この機会にぜひご意見をお聞かせください♪
7/22
 これまで東京23区では、すべての区に清掃工場を建設する計画がありました。

 でも、ゴミは減少傾向にあるし、リサイクル関係の施設ならともかく、新たな清掃工場を建設する意味がよくわからなかったので、議論の行く末が気になっていました。

 土地の利用率が高く、人口密度も高い23区内で清掃工場を造ろうとすると、誰もが驚くような場所に建設せざるをえないことになります。

 たとえば、乗降客数が東京都内第2位の池袋駅(1日345万人)や第4位の渋谷駅(219万人)から徒歩5〜10分の場所にも清掃工場が建っています。
池袋駅近くにそびえ立つ清掃工場のエントツ

 このほど、ようやく東京23区の区長で構成されている特別区長会で、新たな清掃工場は造らないことで合意することになったみたいです。お金もかかることなんだし、すでに23区のうち17区・21ヶ所に清掃工場があるんだし、本当によかったと思います♪
7/20
 ユーモアいっぱいで「お役所仕事」を痛烈に風刺した映画といえば、「踊る大捜査線」。

 昨日、5年ぶりに第二弾が封切りされました。今回も、「お役所仕事の縦割り・横割り」「お役人さま主導の談合」「業者からのキックバック」「お役所内の不倫」といった話題をはじめ最近の新しい話題も盛りだくさんでした。

 「街頭に設置された監視カメラ」「科学捜査の進歩によるハイテク捜査」「男女共同参画」「テロに脆弱な都市」・・・今回も、ユーモアたっぷりで押しつけがましくない風刺がたくさん効いていました。「お役所仕事」に関心のあるすべての人に必見の作品です♪
7/18
 シリーズ「お役所の食堂」
 今回は話題の「スパウザ小田原」のリポートです。→こちら

 スパウザ小田原は、雇用・能力開発機構(厚生労働省所管の特殊法人)が建設した温泉保養施設です。

 雇用・能力開発機構というと、立派な施設を1万円や10万円で投げ売りしていることで、すっかり有名になってしまいました。ウワサに違わず、ここも、とにかく立派な施設でした。

 サラリーマンが納めた雇用保険料で建てられたこの施設は、いったい誰の心とカラダを癒してきたんだろう?

 どう考えても、雇用保険を払っていないお役人さま(天下り)の懐を癒してきたとしか思えないんですよね・・・ ※一般公務員は失業しない前提なので、雇用保険に加入していないのです。
7/16
 品川区の新生湯という銭湯が、銭湯を使った高齢者デイサービスセンターを開業されたそうです。銭湯が介護保険に参入する例は聞いたことがなかったので、注目してます♪

    

 9時〜15時までの間は、男湯側を「機能訓練室と食堂」に、女湯側を「相談室と安養室」として使うそうです。15時からは、従来どおり銭湯として営業。ロッカーに台車を付けてあるそうで、あっという間に元に戻すことができるみたいですね。(日経新聞による)

 改装費用は約300万円とのことでした。結構お金はかかるけど、病院や特養をつくることを思えば、効果は高いと思うけど・・・?

 うちの区でも、区が設置した高齢者在宅サービスセンター(ふれあいの家・通所介護施設)に入浴施設がないケースもあるし、羨ましがられるだろうなぁ。今後、うちの区の銭湯でも新しい動きに繋がるといいな。
7/14
 議員向けに『支持者をふやすホームページの鉄則』という本が出版されました。

 本の冒頭では「人気があるサイト」のひとつとして、私たちのホームページを大きく写真付きで紹介してくださいました♪

 他の方と比べると、内容的にはまだまだのページなので、恥ずかしいのですが、励みになります。ありがとうございました。

 著者は、町田市議の吉田つとむさん。議員の中でも、とくに内容的に充実したサイトをお持ちで、高く評価されている方。吉田さんのこれまでの活動実践をふまえたうえで、必要なホームページのつくりかたが解説されています。

     

 技術的な話も勉強になったけど、私にとって興味深かったのは、政治における「支持相」という新しい考え方。なるほど・・・と思いました。

 これまでの議員が「支持層」を強く意識してきたように、ネット時代のこれからの議員は、「支持相」を形成することを意識しないといけない時代に入ったのですね。
7/12
 夏の電力危機を受けて、各地のオフィスにノーネクタイの輪が広がってきました。

 いくつかの官公庁で進められているけど、最近では、銀行のなかにもノーネクタイデーをつくるところも。地球温暖化を考えたら、軽装だって、本当は失礼じゃないですよね♪

     

かりゆしウエアを着こなす沖縄のお役人さま  でも、中途半端なノーネクタイって、いちばん格好悪いし、沖縄のかりゆしウエアのように思い切った服装も認めちゃえば? これなら、見た目にも気持ちがいいし、どうですか?
 (写真) かりゆしウエアを着こなす沖縄のお役人さま

 汗まみれのネクタイ姿で、だらだら働いているより、ラフな格好でも、しっかり仕事をしているほうが爽やかだし、不快感がないはず。だよね?

 ストップしていた東京電力の原発は、先日、新潟の柏崎刈羽原発(6・7号機)が再稼働したのにつづいて、福島第一原発(6号機)も再稼働しました。電力危機発生の可能性が低下するのはうれしいけど、省エネ意識まで低下しなきゃいいんだけど・・・。
7/10
 長崎男児(4歳)誘拐殺人事件の容疑者は、中学1年生(12歳)だったそうです。

 報道によると、本人も容疑を認めているそうなので、証拠も揃いそうなのですが、なにしろ12歳では刑事責任を問えないので・・・またしばらく議論が続きそうです。

 

 ところで、先日の大阪イタリア語講師殺人事件にひきつづき今回の事件でも、まちなかの防犯カメラが大きな威力を発揮しました。新宿歌舞伎町でも防犯カメラの設置で街頭犯罪が14.5%も減ったそうだし、効果はあったわけです。

 でも、今度は防犯カメラのない地域に犯罪が拡大している状況ともいえるし、これではあちこちに防犯カメラを設置しないといけなくなるかも・・・?

 そんな状況もあって、うちの区では防犯カメラの設置やカメラの運用基準を検討する専門家会議を新設してプライバシー保護策などを議論することに。

 韓国でも、カメラ付き携帯を規制する動きが出ているそうだし、これも今年度の大きなテーマになってきました。
7/8
 最近、各地でお役所の土日夜間窓口や遠隔窓口の設置・拡大が相次いでいるけど、うちの区でも、昨日新しい駅前事務所が誕生しました。新しい駅前事務所では、平日の午後7時までと、新たに土曜日+第1・第3日曜日の午後5時まで窓口が開いています。

 ちなみに、以前あったサービスコーナーは、駅の真上にあって、とっても便利だったのだけど、こちらは廃止になりました。

 今後は、駅から離れて2分ほど歩かなければならなくなったので残念だけど、近いうちに新たに他のいくつかの駅に住民票などの自動交付機が設置される予定になっています。

 あとは・・・電子政府(電子自治体)が完成すれば、もっと効率的にいろんな行政手続ができるようになる・・・はずなのだけど。(→6/29の日記へ)
7/6
 高速道路民営化のゆくえがハッキリしていないけど、東京都内では外環道(東京外郭環状道路)の建設を本格的に検討する動きがどんどん進んでいます。

 環境悪化が理由で地元は反対が多いけど、区全体では賛成が多めという感じです。

 そんな中、うちの区が「渋滞解消のため地下トンネル方式の高速道路はほしいが、区内にインターチェンジをつくると新たな渋滞が起こるのでインターチェンジはいらない」という意見を表明しました。


 まだ区議会で決議された内容ではないんだけど、もし高速道路が建設されることになったら、相応の間隔にインターチェンジを設置することは必要という意見も少なくないし、うちの区の意見には、賛否両論が出てきそうです。

    

 うちの区は、かつて交通渋滞による大気汚染で「環七雲」「環八雲」なんて言葉が生まれたぐらい、幹線道路の渋滞に悩まされてきました。

 いまでも周囲の生活道路が「渋滞の抜け道」として使われています。道幅の関係でガードレールのない道も多く、車がビュンビュン通り抜けるなか、歩道のない道をお年寄りや登下校中の子が歩いているのを見ると、本当に申し訳ないと思ってしまいます。

 渋滞の激しい地域で道路が整備されないで、ほとんど渋滞のない地域ばかりで道路が建設されてきたことが間違いなんだけど、今となっては日本の財政も破綻寸前。どんな選択をしても、あまり満足が得られない結果になってしまいそうで、複雑な気分です。
7/4
 コンピュータ2000年問題の影響がこんなところで出るとは思いもしませんでした。

 厚生年金の(加給年金)の払いすぎが約24億円(このほか加給年金の受給権を失った後に配偶者に支給される振替加算の未払いが約300億円)もあったそうです。

 原因は、1999年に社会保険庁のコンピュータのシステム変更を行ったときの影響とのこと。全世界を上げて取り組んで乗り越えた危機が、忘れたころに意外なところで別の形になって発生したわけで・・・

 また、今回の事件に便乗して、社会保険事務所の職員を装い、「保険料を返還する」と話して口座番号や住所・勤務先などの個人情報を聞き出そうとする不審電話も発生中とか。危機はいつも隣り合わせにある、と思わないといけないですね。
7/2
たばこ税 JTさんの言い分は・・・  今月からたばこ税が値上げになりました。


 たばこ税は、都道府県や区市町村にも配分されているので、各自治体にとっても影響の大きな税。各地の6月の議会でも、話題になったはずです。

    

 うちの区でも、今回の増税で約1億8,000万円の増収が見込まれています。

 その他の税収がどんどん減少している中なので、全体的には大きなマイナスになっているのは変わらないけれど、決して小さくない増収額です。大切に使わないと・・・

 ところで、国はタバコ税を地方に移譲する(タバコ税を完全に地方自治体の税金にする)つもりみたいです。北欧やイギリスに行くと、たばこ一箱が500〜700円もするみたいだけど、そのうち日本でも大幅増税(or大幅減税)する自治体が出てくる・・・かも?


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