:::「今日のみゆき」は、妻みゆきの日記です:::

【2003年8月版】 政治家妻みゆき

8/29
江戸東京たてもの園で  国の来年度予算の概算要求が締め切られました。もうそんな時期なんですね。

 各省庁の要求額は51兆173億円(単純合計額)で、今年の当初予算と比べ、7・2%の増になるそうです。

 過去にお借りした負債を無視してしまえば、なんとかなる数字なんだろうけど・・・う〜む。。。

 うちの区では、9月〜10月は前年度の決算審議。 来年度の予算に反映されるように、しっかり時間を確保して議論が進んでくれるといいんだけどなぁ。
8/27
 歩きたばこへの罰則を盛り込んだ うちの区の「安全美化条例」の施行が10月に迫り、準備が進んでいます。先日、路上禁煙地区(案)も発表になりました♪

 うちの区では、乗降客数が多く、大きな商店街や総合病院などがあるJR3駅の周辺を路上禁煙地区として指定する方針を打ち出しています。いま、そんな具体的な地区指定案について、広く意見を求めている最終段階に入ってます(区のパブリック・コメント制度)。

 長い道のりだったけど、ようやく本格的に動き出すことになりそうです。いろいろご意見をお寄せくださったみなさん、本当にありがとうございました♪

★「歩きたばこ」規制に賛成?反対?投票掲示板へ

 路上禁煙地区では、路面上やポスターで禁煙の表示が行われ、毎日パトロールが実施される見込です。罰則については、その実施状況をみて、あまりに改善されないようなら、来年4月から適用する予定になっています。   
8/25
 総工費約2兆円といわれる東京外環道の建設に向けた動きが盛んになってきました。

 全国的に高速道路建設の今後は不透明だし、道路公団の民営化のゆくえも未知数。日本の財政状況は最悪で、財政見通しも暗くて厳しいのですが、国土交通省と東京都が熱心で、いつになくテキパキと仕事を進めているので、驚いています。

    

 沿線地域には反対運動の「のぼり」が立ち、あちらこちらの電柱には反対運動のシール(写真↓)が貼られるようになっています。

地域の電柱に貼られたシール

沿線地域の電柱に貼られたシール
 計画地は、完全な住宅密集地。また、大きな都立公園や池が点在していて、都内では数少ない自然の宝庫になっています。そこで、国や都は自然も道路も両立する方法として、大深度地下での建設を打ち出してきたのですが・・・


 ただ、道路として前例のない新しい建設方法となるだけに、不思議なことやわからないことが山のように出てきます。高い建設コストや今後のメンテナンス、自然や住環境への影響など、どれをとっても気になる課題ばかりです。

 すでに環境アセスメントの手続きがスタート。国土交通省と東京都がつくった方針(環境影響評価方法書)について、意見のある人は誰でも9月8日までに意見書を提出できる(それが審議に反映される)ことになっています。こちらもずいぶん締切が早くて・・・
8/23
 いよいよ25日から住基ネットの2次稼働です。

 うちの区の参加はない状況。このため、住基カード(住民カード)の発行もありません。

 それにしても、今回はあまりニュースにも話題にもなりませんね・・・お役人さまと政治関係者以外の一般の人は、ほとんど誰も気にしていないようで・・・

     

 いずれ住基カード(住民カード)は、高齢で運転免許証がなくなったりした人にとって、写真付の公的身分証明証にできるはずなんだけど、それでも当面はあまり利用価値がないので、関心の持ちようがないのかもしれないですね。

 パソコンやインターネットが普及するまでもそうだったけど、もう少し将来に夢のある話が表に出てこないと、大々的なニュースにはならないかもしれないです。お金をかけて整備したインフラの今後をどうするのか、そろそろ地に足のついた議論を期待したいです♪
8/21
 議員の収入には、「報酬」と「費用弁償」の2種類があります。

 「報酬」は、議員という身分に支払われているもので、サラリーマンでいうと、いわば「本俸」です。「費用弁償」は、自分の発言が公式の議事録に残る会議に出席した場合(つまり打ち合わせの会議などは除く)に支払われるもので、いわば「手当」にあたるものです。

 ちなみに、議員が会議に出席するのは当然なので、費用弁償は廃止してしまうべきだというのが、うちのひとの考え方で、以前から議会でもそう話題にしていました。

 でも・・・わたしは、これについては少し別の考え方をしています。

     

 最近、民間では、以前にも増して「成果」が求められることが増えてきています。

 真面目に仕事をしない議員がいると話題になることがあります。これは「成果」で評価する体系が弱いからだと思います。でも、真面目に仕事をする人も、しない人も、手取りが同じというのはフェアじゃないような気がします。(収監されている議員は特にそうでしょ?)

 うちのひとが廃止を主張するのは、「費用弁償」の起源が、交通手段の発達していない時代に旅費として払っていたものだったからだそうです。でも、わたしはしっかりカットするべきは、天地がひっくり返っても(逮捕されても)貰える「報酬」の方だと思うんだけど・・・?
8/19
 写真は、この春、全国で初めて「歩けるまちづくり推進条例」を制定した金沢市を走っているコミュニティ・バス(金沢ふらっとバス)です。

 このミニバスは、金沢の伝統的な街並みが残る高齢化率の高い地域(26.4%)をぐるぐる走っています。

  わたし、この「歩けるまち」っていうコンセプトがとっても気に入ってます♪ 

 それに比べると、うちの区のコンセプトは、ヘンに背伸びしてるというか・・・

 個人的には首都のど真ん中で、「みどりの都市」なんて抽象的なことを言うより、「歩けるまち」くらいの方が素直でイメージがわかりやすいと思うんですよね。でも・・・

     

 いま、うちの区で、区営バスの新路線が検討されています。停留所の場所やルートが不満だとか、狭い道にバスを走らせると逆に危なくて安心して歩けないとか・・・いろんな意見があって、課題は尽きない感じ。 「歩けるまち」の理想像は、各自バラバラってことなのかもしれません・・・(>_<) 難しいです。

 ところで、新しく走らせるバスはどうやって選ぶんだろう?? 前回導入したバスは、改造したこともあるんだろうけど、お値段がとっても高かったような・・・税金を使って走らせるんだし、バス選びは、くれぐれも公平に行わないといけないですよね。
8/17
 8/13の日記に空調を29度に・・・という話を書いたら、読者の方より「労働安全衛生法に基づく省令では、ビル内の冷房は28度が上限」という情報をいただきました。

 情報をお寄せくださり、ありがとうございました♪ なるほど、それでこの間の広報には、そう書いてなかったのですね・・・失礼しました。m(_ _)m

     

 調べてみると、ほかにも経済産業省や群馬県などで、29度の実現を目指して、はっきりと「29度」と明記している例が。でも、それが厚労省の「省令」に反するというので、しぶしぶ撤回したり、トーンダウンしたりしていったようです。

 ただし、群馬県の場合は、「県庁内の冷房は29度」と県知事のマニフェスト(選挙時の政策公約)に書いていたこともあって強気みたいです。実際には「冷夏」で、それほど問題が深刻にはなっていないかもしれないけど・・・

 難しい問題だけど、最近、他の県で選挙の時のマニフェストを次々に破っている知事さんが出てきているので、とっても興味深いと思いました♪
8/15
 冷夏の影響もあって、日本の電力危機は、乗り越えられそうなムードだけれど、北米で想定外の大停電が発生!!都市機能が完全にマヒしている模様です。

 それにしても、他人事と思えない出来事です。東京の姉妹都市・ニューヨークでも帰宅難民が続出。多くの通勤者が長距離を歩いて帰宅するなど大混乱になっているみたいです。

 災害対策というと、いつも地域の防災活動ばかりに焦点が集まるけど、都市は職住分離だし、改めて帰宅困難者対策が後回しになっていることを思い知らされる出来事です。

    

 毎年、終戦記念日というと、うだるような暑さの中・・・というイメージ。それが今年は気温20度だなんて・・・今日は朝寒くて目が覚めたくらいでした。

 ところで、羽田空港では繰り返しカモメの群れが飛行機に衝突して、合計2時間半も滑走路が使えなかったとか。最近の異常気象といい、なんにもなければいいんだけどな。
8/13
 今日からお盆。でも、従来のような「めちゃくちゃな渋滞」は起きていないみたいです。

 休暇の分散化が進んでいることもあるけど、リストラによる人員削減で一人あたりの仕事が増えてなかなか休めない・・・という人も少なくないようですね。

 とくに外資系では、トップに「お盆」という感覚がなくて、そんなの関係ないっていう会社も増えているとも。外資に買収された企業も多くなっているし、社会の変化を実感します。

 ちなみに、お役所の窓口は暦どおり。電力危機への備えで室温は29度に設定されているので、とっても能率が悪そうですが、お盆は関係ありません。うちの区でも、議員控室の改造工事で、なんだか落ち着かなくなりそうです(→8/3の日記へ)。
8/8
台風10号の影響で大揺れの七夕  うちの区の「七夕まつり」は50周年になったというのに、台風10号の影響で、土曜日を前に通り沿いの提灯が外されてしまいました。

 飛んでいって、誰かがケガでもしたら、たいへんですしね・・・七夕の装飾も風で大揺れでした。

 アーケード内のお祭りだから、台風さえ通り過ぎれば、影響は最小限に食い止められそうだけど、高知をはじめ各地のお祭りは、準備→撤収→また準備で大忙しだったようです。

 ちなみに、七夕は50周年ということで、うちの区も例年の倍の補助金を出しています。くれぐれも無事に終わりますように。
8/5
 全国のお役所のIT整備(ネットワーク化)のひとつである住基ネットの本格稼働(第二次稼働)まで、あと20日になりました。

 昨年の第一次稼働のときは、個人情報保護法が成立していなかったこともあって、うちの区は仮接続していたネットワークから離脱しました。

 いまでは個人情報保護法も成立したし、いちおう法律上は住基ネットに参加する義務があることになっています。だから、先日も、石原都知事から接続するようにと勧告を受けたのですが、うちの区は現在もまだそれを無視しているので、動向が注目されています。

    

 最近になって、区長さんは、さらに態度を硬化させてきているようです。暑い夏になったけど、こちらも熱くなっていきそう。目が離せない20日間になりそうです。
8/3
 やっと梅雨が明けて、暑い夏がやってきました♪ 本格的な夏休みですが、センセイ方は秋の解散・総選挙に向けて、大忙しみたいです。

 ところで、選挙を挟むと変わってしまうのが議員構成。選挙結果によって、政党・会派の所属議員の数が変わるので、その人数に応じて部屋割を変えるのが、議会の「習わし」になっています。

 うちの区でも、8月のお休みの間に、4月末の選挙で誕生した新議会の構成にあわせて、議会のお部屋の大改造が行われることになったそうです。


    


 でも、うちの区では、選挙後もそれほど議会構成が変わらなかったこともあって、今回の工事がど〜しても必要な工事というわけじゃないとも・・・。あとで「無駄な工事じゃないか」って住民監査請求が出たりしなきゃいいんだけど・・・?

 うちのひとは、「こんな工事、ホントに大丈夫か!?問題になるぞ??」と心配して、他の方とともに議長宛に工事をやめるよう要請書を出したりしていましたが、最終的には圧倒的多数の賛成(可決)で、いよいよ工事に入るそうです。
「電力危機」で議会のエレベーターも停止中
「電力危機」で議会のエレベーターも停止中

 なにも電力危機の最中に新しい工事を追加することはないと思うんだけどなぁ。
8/1
 宮城県連続地震で、また学校に大損害が発生しました。 改めて
公共施設に危険な建物がたくさんあると思い知らされます。

 もちろん、宮城県だけの問題じゃなくて、どの地域でも同じ問題を抱えています。学校の耐震診断や補強がほとんど実施されていない地域は、まだまだたくさんあるんです。

 うちの区の場合は、それでも対策が進んでいるほうなのだけど、それでも100%実施済というわけじゃないので、ぜんぜん安心できないです。(→2002/10/21の日記などへ)

   

 学校は、子どもが毎日使う場所で、災害時の避難場所のひとつ。避難してみたら、倒壊していた・・・ではシャレにもならないです。
 うちのだんなさまも、この問題を解決しないまま、他のハコモノ建設工事を優先するのは問題だ!と何度も話題にしていたのだけど、いまは、とにかく大きな地震が来ないことを祈るしかない状況です。。。


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